危ないからやらせない。ではなく、危なくないやり方を教える。

家庭でできる「木育」

これがお手元に届く頃は、新しい環境にも少しづつ慣れて来るころでしょうか。今年から1年生というお子さんもたくさんいらっしゃることでしょう。わが家では小学校になるとやらせていることがあります。それは、えんぴつをカッターナイフを使って自分で削ること。これは、妻からの提案で妻の実家では当たり前の事だったそうです。そんなの当たり前だと言われる方もいらっしゃるかと思いますが、我が子が通
う学校では、図工で使う彫刻刀にも、指などを切らないようにガードカバーが付いています。子どもが怪我をしないようにという配慮は悪いことではありませんが、日頃さまざまな工具に触れている私としてはちょっと生ぬるい感じがしています。

そこで、わが家ではまずはカッターからはじめています。初めは 危なっかしいので、見守っているこちらが、ハラハラしますが本数・回数を重ねるうちに上手くなるもんです。下の子も今年で三年生。今では私が家族で一番えんぴつ削りがヘタッピです。火や刃物は危険で子どもに触らせてはいけない!というイメージをお持ちの方も多いと思います。そんな風潮もありオール電化の家庭も増え、「火」が家庭からなくなっています。「刃物」も包丁やハサミはあると思いますが、工具類は使わなくてもなんでもできる既製品が増えています。しかし、火にも刃物にも触れずに育つことは本当に良いことでしょうか?火も刃物も、確かに危険ではあります。しかし、根源的に人間が生きていくためには必要で便利なもののはずです。「危険性」という一方向を見るのではなく、便利さや良さも含めたそのものの特性を子ども達に伝え、そういったものと「共にある」にはどうしたらいいか。を幼いころから考える力を育てるのは必要なことだと思います。木は燃料にもなり、加工
には刃物が不可欠です。木育を通じて、道具の便利さや危険さを伝えながらそれらと親しみ正しく使えるよう導いていきたいと思います。