家づくりをしよう!と思った皆さんがまず考えるのは「何からすればいいの?」
「どうすればいい家が出来るの?」ということだと思います。
そこで、ここではまずやるべきこと。
そして、あせってやってはいけないことを含めた家づくりに失敗しないための
3つのポイントをお伝えします。
え?そんなに!?と思われるかもしれませんが、毎日家づくりのことを考えるのではなく、
ただ、1年を通して時には月に1回とか打ち合わせをしたり、暇な週末に情報集めをするのです。なぜかというと、日本には四季があるからです。
冬の寒い時に、夏の暑さ対策とか考えられないしいまいち実感がない。
夏の熱いときに、冬の暖房とか体感したくないからです。
また、1年を通じて図面を見たりしながら考えると、あ、夏はこれでいいと思ったけど、冬の洗濯物ってどこに干す?とか、そういえば、お雛様ってどこに収納する?とか、
季節に応じた家の使い方を現状の家で体験しながら、新しい家の生活を想像できます。
そうすると、季節にかたよらないバランスの良い住まいができますし、
1年あれば家族の意見をまとめたり、納得いくまで情報集めが出来ます。
で、そこから材料を準備して建てて、住めるようになるまでそこから半年ぐらいはかかるのが
一般的です。(工法などにもよりますが。)
1年というと長い気がしますが、実際には2〜3年かけている方もたくさんいらっしゃいます。
楽しくなってくれば、家族一緒に楽しめる最高の娯楽にもなりますよ。
家づくりをスタートすると、まずやりたくなってしまうのが依頼先探し。
どこのメーカーがいいんだろう?どこが安いんだろう?どう違うんだろう?
私達もよく聞かれます。
でも、そのときの答えは「建てたい家によってベストな依頼先は異なります。」ということ。
パートナーを探す前に、まずは自分達を見つめなおすことが先です。
自分達家族がどんな家を建てたいのか、どんな生活を営みたいのか、大切にしたいことは
なんなのか。家族の中で話し合い、これからの家族像に合った家をイメージしておきましょう。
そして、そのイメージに適した材料や工法を検討するためにも雑誌や本で学んだり、
講座に参加してみましょう。もちろん、スマガクでもお手伝いいたします。
そしてある程度固めた後にその考えに賛同し実現してくれる依頼先を探していくべきです。
自分達の意見が固まる前や、知識を身に付ける前に依頼先を探してしまうと、相手の考えや主張に流されてしまいやすいもの。そうすると、生活をしはじめてから「こんなはずじゃなかった。」と
なってしまいます。
相手より、まずは自分達家族のことをしっかりと見つめましょう。
家族みんなで住む家です。みんなで家づくりにも参加しましょう。
奥様任せや旦那様任せでなく、キッチンも書斎もお互いの意見を出し合い、尊重しあいながら家を創りましょう。そうすることでお互いの考え方や理想とする暮らしを共有することができ、相互理解も深まります。「家を建てたことで夫婦の将来像が見えた。」というのは家づくりに満足した方がよくおっしゃる言葉です。
今まだ小さな子供たちが巣立っていっても暮らす家。
家づくりではそうなった時の自分達のライフスタイルや、資金計画も考えていく必要があります。だからこそ、誰かに任せてしまうのではなく、家づくりを通じてこれからの家族の暮らしを見つめてください。お子様にも壁の色や家具の配置を選択させることで自分の家という想いが生まれます。ぜひ、みんなで家族の一大イベントを楽しみましょう!