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ローンを借りる前に知っておきたい基本情報

【1】そもそもローンで返すお金って…

ローンで返済していくお金には何が含まれているかご存知ですか?

例)2500万円を30年固定、金利2%で借りた場合
2500万円(借りたお金=元金)+利息約826万円+手数料3〜5万円=3329万円を
返済することになります。そして、この利息2%の中の0.2-0.3%が保証料と呼ばれるものです。 
こんなに返済するんだ〜というのが正直なところではないでしょうか。


【2】まずは知っておきたい基礎知識


1)借り方には3つの方法があります。
変動金利、固定金利、変動固定ミックスと言われるのが基本です。各金融機関によってさまざまな商品がありますが、基本はこの3つ。




金利というのは経済情勢によって日々変動していくものです。変動金利というのは、その変わっていく金利にに対応した金利を返していくというもの。
固定金利というのは、契約したときの金利でずっと返し続けるもの。
仮に金利経済情勢の変化によって金利が上がっても下がっても契約の金利のままです。
また、10年固定など決まった期間は固定にしておいてその後再度見直すというものもあります。


2)返し方には2つの方法があります。
元金均等と元利均等です。2の項目のどれで借りるかを選び、返し方を決めるのが基本です。




ローンは基本的に借りたお金(元金)+利息を返済していきます。
利息というのは、借りているお金にかかってくるため元金が減れば利息も減ります。
つまり、元金均等は毎月決まった元金+利息を支払うのでだんだん、毎月の返済額は減っていきます。
元利均等は、元金も利息もならして返済期間中、毎月同じ返済額を返済します。総返済額は実は元金均等のが少なくなります。


【3】今の家賃でいくらの家が建つのだろう?

漠然と今と同じぐらいの家賃なら…。と思っていらっしゃる方も多いはず。下記表でおおよその金額を見ていただけます。

月々返済額 借入金額
70,000円 2,113万円
80,000円 2,415万円
100,000円 2,716万円
120,000円 3,622万円


ただし、気をつけていただきたいことが2つ。

1)建築業者から出てくる見積もりが家づくりにかかるお金のすべてではありません!
建物の見積もりが仮に2000万で出てきても、実際には地盤改良や外構工事などが必要だったり、登記費用や保険料もかかります。また、引っ越しや家具家電のお金も必要な方もいらっしゃいますので、それらすべてを考えた金額で予算組みをしてみてください。
家づくりにかかかるお金のすべてについてはコチラ

2)アパート暮らしより必要な生活費は増えます!
一戸建てに住むと、アパート暮らしの時にはなかった固定資産税の支払いが毎年必要です。このあたりだと土地建物で10-20万ぐらい。つまり、月に1万円ぐらいです。また、家が大きくなった分光熱費が上がるケースもありますし、リフォーム費用も積み立てて考えておく必要があります。アパートの時の家賃と同じと思い、ローンを組んだら苦しくなってしまった!というのはよくある話。きちんとお金の計画をすることをお勧めします。


【4】ネットバンクっていいの?

窓口のある銀行とならび、ネットバンクも最近人気です。
ネットバンクは手数料や保証料が無料のところも多く安さが人気の秘密ですが、手続き等をご自身で行わなくてはならず得意不得意があると思いますのでよく吟味してみてください。


主要ネット銀行他の住宅ローンについて

  変動金利 固定5年 固定10年 固定20年 固定35年 保証料 繰上返済
手数料
ソニー銀行 0.699% 1.699% 2.505% 無料
住友SBI 0.795% 1.100% 2.050% 無料
ネット専用住宅ローンは繰上返済手数料、8疾病保証保険料 無料
イオン 0.77% 1.00% 1.25% 無料
新生 0.980% 1.70% 2.10% 無料
りそな 0.775% 1.550%〜2.150%
SBIモーゲージ 1.610% 1.930% なし

「━」は該当商品なし ※2014.2月現在


【5】銀行によって違いはあるの?

【2】で説明したとおり、基本の商品はほとんど変わりません。

そこで比較したいのは
(1)金利…下記の表のように0.5%違うだけでかなり違いがありますので、しっかりと比較してみてください。

借入金額2,000万円 返済期間35年の場合

金利 毎月支払額 利息 総支払額
1.00% ¥56,457 ¥3,711,998 ¥23,711,998
1.50% ¥61,236 ¥5,719,492 ¥25,719,492
2.00% ¥66,252 ¥7,826,072 ¥27,826,072

※長期固定金利、元利均等返済で計算。

(2)手数料…これは、契約時の手数料もそうですが繰り上げ返済の手数料も確認が必要です!ローンは極力繰り上げて返済した方がお得ですので、それがしやすいかどうかはポイントとなります。下にまとめてみましたので参考にして下さい。

(3)保証料…【1】で見ていただいたとおり意外と大きい保障料。無料というところも増えていますので確認してみてください。

通常は金利ばかりに目が行ってしまいますが、実は②や③も積もれば大きな金額になりますのでしっかりチェックして自分に合った銀行を探してください。


金融機関別 繰上返済手数料について


■みずほ銀行
窓口扱:変動金利5,000円 固定金利 100万未満10,000円 10,000万円未満30,000円 10,000万円以上50,000円(インターネットは全て無料)
その他変更:窓口扱5,000円 金利変更10,000円(インターネットは全て無料)

■三井住友銀行
一部・完済:窓口扱15,000円(インターネットは全て無料)

■三菱東京UFJ
一部:窓口扱15,000円 インターネット0円 テレビ窓口0円 電話0円
完済:窓口扱20,000円 インターネット10,000円 テレビ窓口10,000円

■十六銀行
一部:(1)30万円以上 無料 (2)30万円未満 固定金利選択中 5,000円
その他変更:変動及び固定にて期限変更3,000円 返済金額変更 5,000円

■大垣共立銀行 ※繰上返済は年に1回のみ
一部:10万円超 無料 10万未満 固定金利 20,000円 変動 5,000円
完済:100万未満 5,000円 100万〜1千万円 30,000円 1千万円超 50,000円

■名古屋銀行
一部:返済額変更 5,000円 その他 0円
完済:固定金利 35,000円 その他 5,000円

■岡崎信用金庫
一部:100万円以上 0円 100万円未満 変動 5,000円 固定 20,000円
完済:変動金利 0円 固定1,000万円未満 0円 1,000万円超 50,000円
その他変更:0円

■碧海信用金庫
一部:10年以内 20,000円(内入元金の2%か低い方) 10年超 0円
完済:10年以内 30,000円 10年超 0円
返済額変更:5,000円 金利体型変更 30,000円 返済日、ボーナス月変更 1,000円

■西尾信用金庫
一部:固定金利 20,000円 変動金利 3,000円
完済:固定金利 30,000円 変動金利 0円
その他変更:5,000円


※上記は税別の金額です。


【6】まずはどこの銀行に行こう?

借りられるかどうか確認するには、まずは今口座のある銀行へ!
その後、何社か相談してみたいときに参考にして頂きたい情報としては融資元(銀行や信金)の規模が大きい方が審査が厳しいですが、金利は安い。というケースがほとんど。
職業や勤め先、自己資金額によってご自身にとってどこがいいか考えてみてください。
また、お勤めの企業などによっては、取引先銀行で特別な金利で借りられるところもあるのでそれらももれなくチェックしてみてください。

このページでは、ローンを借りよう!と思った時にまずは感じる疑問や知っておくと便利なことを書かせていただきました。
コチラの少しでもお得なローンの借り方返し方のページもぜひチェックしてみてくださいネ!


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